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去年の秋から、おもちゃコンサルタント養成講座に通っています。おもちゃコンサルタントの資格は東京おもちゃ美術館での3カ月間の座学と3回の実習、それらに伴うレポート提出で取得できるのですが、今日はその実習の3回目で赤ちゃん木育ひろばおもちゃ工房に入りました。その赤ちゃん木育ひろばatelier-fu(アトリエ・フ)宮崎 剛さんがデザインした積み木人形「スムース」に再会。
このおもちゃに最初に出会ったのは、宮崎 剛さんご本人からのプレゼンテーションでした。正直、私の好みの質感とデザインの商品。でも、7ピース¥16,800(無塗装仕上げの「ナチュラル」は¥14,700)はネフ社の積み木以上の高級品。子供用の玩具として売ることは難しく、インテリアトイのカテゴリーであると判断し、自分の趣味に走っては経営的にも厳しいため、丁重にお断り(欲しいけど見送り)した過去がありました。
その後、おもちゃコンサルタントマスターの長谷部さんが企画された「おもちゃマーケット」やおもちゃコンサルタントマスターの横尾さん&おもちゃコンサルタントのともちかごうさんが企画された「たまオモチャ市」でご一緒したり、東京おもちゃまつりでお会いしたりと良好な関係ではあったのですが、気になる商品でありながら仕入れる勇気を持てずにいたのです。
そんな経緯での再会。再会の場所となった赤ちゃん木育ひろばのいいところは、このおもちゃの値段も作者の名前も書かれていないところ。もし、このおもちゃで遊んでいたお母さんがこのおもちゃの値段を知っていたら、このおもちゃを舐め、このおもちゃを投げる子どもを制し、自分自身も遠慮なく遊ぶことをためらってしまったことでしょう。
何の先入観もなくこのおもちゃに出会った小さな子どもたちは、遊び方を教えなくても自分で遊び方を編み出し、遊び方がわからなかったお母さんやお祖母さんも段々とその魅力の虜になってゆく…その現場に立ち会えたことは今日の一番の収穫でした。そして、お客様であるお母さんたちやお祖母さんたち以上に、このおもちゃの虜になっていたのは、紛れも無く自分自身でした。
子どもたちと一緒に遊んでいる中で、このおもちゃ、「スムース」の付属品ではない美術館の備品の木箱の厚みがたまたまピッタリとピースの隙間にフィットして、新しい遊びに発展してゆきました。下の写真のように繋げるための土台にするだけでなく、単純に1つ1つを木箱の縁に挿して遊ぶだけでも赤ちゃんは大喜び。そうした遊びの中から作者に伝えたいリクエストも生まれてきて。作者ご本人と自分の店のテーブルで向かい合って商談した時間以上に、「現場」は多くのことを教えてくれると知った一日でした。

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